浜松という異次元な世界の探求

浜松市に住んで初めてわかった他とは異なる文化、面白い事などなど・・・。浜松ゆるゆるLife♬

いよいよ浜松独得の初盆、本番です!!更に華やかに・・・。

 

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今年は、義父の初盆。

浜松で迎えた初盆は、浜松独得の風習で初めての事ばかり。4月にお寺での初盆説明会に参加したのを皮切りに、葬儀場で開催される展示会に参加して祭壇やその他必要な物を借りたり、購入したり。盆義理のお返しの購入、準備などやる事がいっぱいでした。

 

お盆前に業者により初盆飾りである初盆用の幕が張られ祭壇が設置されました。

それから、

・籠盛(ビールやお米、缶詰、調味料など籠に盛り付けてあるもの)

・お供花(葬式にあるような大きなスタンド型や花籠など)

が、続々と親族や義父の知人から届けられました。

それらは祭壇の両端に並べて飾られ、更に華やかに・・・。

いよいよ初盆本番です!!

 

 

 浜松独得の初盆とは

1.内施餓鬼(うちせがき)とは

初盆は、内施餓鬼(うちせがき)から始まりました。

浜松(遠州地方)独特である盆義理(盆義理については、『なぜ?! 町中黒服・・・。浜松(遠州地方)の「盆義理」って!?』をご覧ください。)は、私が住んでいる地域は7月13日の夕方と決まっているらしいので、本来なら親族がお盆初日の7月13日に集まるのでしょうが、盆義理があるため、その前に親族が集まり内施餓鬼(うちせがき)を行いました。

 

内施餓鬼とは、先祖供養のために、僧侶が各家庭を訪れて読経することを言い、親族が集まります。初盆の家では読経の後でお墓参りをし、集まった親族に食事を振る舞います。その後引き出物を渡して解散します。そのため、引き出物の準備が必要です。

 

内施餓鬼には勿論私の両親と、主人の弟のお嫁さんのご両親も出席しました。私の両親が盆飾りの祭壇を見た時の驚いた顔は、写真に撮っておけばよかったと思うくらいビックリしていました。そりゃそうですよね、お盆という感じはなく、葬儀より派手ですから。驚いて当然です。

その様子を見て義母は浜松のお盆の風習を自慢気に話していました。昔はもっと派手だったと。浜松に在住の義母の甥は、浜松の初盆はお金がかかるため、仏教から神道へ改宗されたとのこと。

気持ち分かります、結構費用がかかりますから。

 

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祭壇

2.寺施餓鬼(てらせがき)とは

寺施餓鬼とは檀家の人がお寺に集まって供養することをいいます。山門施餓鬼(さんもんせがき)とも言います。家族がお寺に行き、その時に「籠盛」と「奉納米」を納めます。(お寺によって持参するものや所作が違う場合もあります。)

我家が檀家の寺は、お盆前の7月10日に行いました。奉納米については、施餓鬼米(晒の袋にいれたお供えするお米。)を1つ、他はお米券と指定されましたのでその様にしました。

その後、読経。読経中に施餓鬼棚に水向け(水に浸した葉っぱを手に持ち霊に水を手向けること)して供養します。

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3.お盆初日

とうとう7月13日、初盆初日です。

お墓に行きススキを供え、迎え火をアルミ箔の上で焚きました。

お盆はお墓にお花ではなく、ススキかミソハギを供えるとお寺から言われました。

お墓にはお花だと思っていましたので、前日にススキを探しにスーパーや花屋へも行きましたが販売されておらず、花屋にも問い合わせしましたが予約なら取り寄せると言われ今更間に合いませんので、慌てて近所の土手に生えているススキをとってきました。

ススキが販売しておらず焦りましたがミソハギならスーパーや花屋にも売っていましたのでミソハギをお薦めします。

 

今日は「盆義理」で、夕方に親族、ご近所、会社関係等の方々が大勢見えるので、朝から弟家族がお手伝いに駆けつけてくれました。皆朝から喪服でスタンバイです。

 

盆義理はとても大勢の方が入れ替わりみえるので、外から焼香できる様に縁側に御香と御香を焚く木炭と灰を用意しました。大勢みえるので木炭も長時間使えるものをいくつか葬儀屋で購入。実際に多めに購入しましたが、使いきりました。

 

義母は夕方には我家の盆義理で家にいなくてはならないため、同じ町内で初盆を迎えるお宅へ午前中から盆義理へ。

同じように我家へも初盆を迎える町内の方が、午前中から盆義理にみえました。

朝からスタンバイしていたお陰で対応ができホッとしました。

 

夕方は家の入口で「迎え火」を焚き、義父を迎え入れる準備が整いました。

 

迎え火を焚いて少しした頃、次々に盆義理にご近所や知人の方がいらっしゃり、焼香する為に焼香が置かれている縁側から外まで列ができました。

私と義弟は縁側に座り盆義理に見えた方々に頭を下げ、焼香が終わられた方にお返しを渡しお礼をします。

 

盆義理にみえた方々は夫々我家に来る前に他の家の盆義理に回られていて、既に盆義理のお返しが入った袋をいくつも持っていました。焼香をする際にその荷物を置く場所が必要だと気づき、慌てて小さい箱を用意。盆義理に行った事がない私は気づきませんでした。

焼香を外で願いする場合は、焼香する場所の隣にでも盆義理返しを置く場所の準備が必要です。

 

外での焼香でしたが、親戚や親しい人には家に上がっていただきましたので、その対応は喪主である主人と義母がし、その方々へのお茶出し、お返しを渡すなどは義弟家族がしてくれましたがバタバタでした。

盆義理には21時くらいまで次から次にみえたので、交代で休憩し食事しました。

その間、お返しに用意した会葬お礼状、そうめん、お茶を入れ渡すだけの状態にした袋は、あらかじめ200袋位でしたがあっという間になくなり、慌てて袋に入れることに。

結局300近く必要でした。そうめん、お茶は多めに注文したお陰で不足しませんでした。盆義理に見えた方へお返しがないのは失礼なので、お返しは多めの注文をお勧めします。

また、弟家族が手伝いに来てくれたから対応ができましたが、私達だけでは対応はできなかったでしょう。盆義理にはお手伝いの人数が必要です。

そして、我家の初盆初日はあっという間に終わりました。

 

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4.お盆中日

 

今日も盆義理にいらっしゃる方がいるかもと、朝から喪服を着ました。

今日は、義母、主人、私の3人で対応です。

思った通り、昨日都合が悪く、盆義理に来られなかった方々が朝からいらっしゃいました。今日来られた方は家に上がっていただき、焼香をしていただきました。

また、義父の生前の話をされるなどゆっくりしていかれました。15人の方がいらっしゃり、私はお茶出し、お返しを渡すなどして結局夕方までバタバタしました。

 

5.お盆最終日

最終日は午前、午後とも数名盆義理に来てくださいました。

夕方には門先にて「送り火」を焚き、義父を送りました。

 

送り火を焚いたあと、食事をし、祭壇に供えられていたお精霊様(おしょろ様/なすで作った牛、キュウリで作った馬)、施餓鬼旗(お精霊様、施餓鬼旗については、前のブログ「え~!驚きました!煌びやかな祭壇、大変な浜松初盆準備」をご覧ください。)をまこもに包み白木の位牌を持って精霊送りにお寺へ。お精霊様、施餓鬼旗は寺に納め、白木の位牌は住職に渡し、本堂の前にてロウソクを燃やし祖霊を送るためのお経をあげてもらいました。

 

それからお寺で遠州大念仏を見ました。遠州大念仏は霊を慰めるための踊りです。

遠州大念仏は浜松市の無形民俗文化財に指定されています。是非皆さんに知っていただきたいと思いますので次のブログにてご紹介します。

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6.食事

内施餓鬼の時には、親戚も集まり法要の後は集まった皆さんで食事をします。

お年寄りが多い場合、膝が悪く正座ができないため、椅子の席の個室があり、2階以上であれば階段ではなく、エレベーターがあるお店で送迎バスがあるお店がお勧めですが、数が限られる事、初盆は時期が限定され初盆を迎える家庭も同様食事を送迎ありで探すのではと考えると、日程が決まったらすぐの予約をお勧めします。人数の変更は数日前まで受け付けてくれるので先に場所を確保してください。

 

実際、義父は昨年の9月に亡くなり、49日は早めに予約したので良かったのですが、初盆は、住職のスケジュールが決まったのが遅かったため予約が大変でした。

 

一周忌は9月でしたので、結婚式シーズンということと秋のイベントが多く、予約が少し遅れれば食事はできなかったでしょう。冷や汗ものです。候補日が決まっていれば、日時を決め前もって寺にはお願いし、食事の場所を確保することをお勧めします。

 

浜松駅付近で法事用の食事(お手頃な5,000円前後の昼食)があり、椅子席の個室があり、送迎バスがあるお薦めの食事処は

 

・かに料理甲羅

かにが大丈夫な方という限定になりますが、テーブル席の個室がいくつかあり、お料理も適度な量で全て美味しくサービスも行き届いているため、出席した方々に好評でした。

kora-takabayashi.owst.jp

 

 

・グランドホテル浜松 料亭聴濤館

ホテルの中の別館の料亭なのでホテルのサービスが受けられます。和室のテーブル席の個室で、とても雰囲気があり優雅な時間を過ごせゆっくり会話ができます。

www.grandhotel.jp

 

・しゃぶしゃぶ・日本料理 木曽路

テーブル席の個室が少ないため、早めの予約が必要です。テーブル以外は掘りこたつ式ですのでテーブル席がだめでも大丈夫です。

www.kisoji.co.jp

 

7.初盆を終えて

・あらかじめ初盆の情報収集が必要

・祭壇はレンタルで祭壇に飾るものは葬儀会社で祭壇と一緒にレンタルや購入をしましたが、スーパーやドラックストアでの購入できるものがあればその方がお値打ちです。

・盆義理のお返しがないと失礼になるため、葬儀、お通夜に来られた方の人数を参考に多めの注文をお勧めします。実際に葬儀、お通夜にこられなかったからと盆義理に見える方もいました。

・盆義理は大勢の方がみえるので、迎える側もお手伝いの人数の確保が必要です。

・盆義理の時は交代で食事をすると思いますが、食事(夕食)は出前を取っておくと便利です。

・親族が集まる食事は、送迎バスが必要であれば早めの予約ををお勧めします。

 

おわりに

浜松市の初盆をご紹介しました。私なりに勉強し臨んだつもりでしたが、実際はバタバタとして盆義理に来ていただいた方に失礼がなかったか気になるところです。

大変な3日間でしたが、義父の為に大勢の方が盆義理に来ていただいたかと思うととても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。義父は穏やかな優しい人でしたが、改めて人望の厚さに気づかされました。

また、盆義理は遠州地方に残る風習で、親族だけでなく多くの方が故人を偲び、時間を割いてお参りに来てくれることは、人との絆を感じとても素敵な風習だと思いました。

義父は迎え火で迷わず家に帰ってきて、送り火で戻ったのでしょうか。

初盆は目の前の事をすることだけで慌ただしく終わりましたが、お盆の間、気持ちよく過ごされたのでしょうかとても気になります。

お義父さん、お義母さんは主人と私の3人で仲良く暮らしているので安心してくださいね。